畠中 恵「まんまこと」

「しゃばけ」は苦手ですが、他のシリーズはどうかな？
遊び人のお気楽な主人公。
でも事件は解決するよ。。。みたいな感じ
どちらかと言うとあさのあつこさんの時代小説みたいなガツンとした物が読みたかったためにチョイスが悪かったです
畠中さんの作風はこういう感じだった　

でも少しだけもわもわと暗さも漂っているような気配がしてちょっと気になります

軽い物が読みたいなーの気分のときは良いかもです

貫井 徳郎「明日の空」

さらっと読める青春小説？でも仕掛けがあります
でも、なるほどーと思ってそれで終わってしまいました。

読みやすくて読後感も良いけどいつまでも心に残らない感じがします

現役の学生の子が読んだらまた違うのかな？

貴志祐介「悪の経典 下」

この展開予想外でした。
もっとじわじわと怖さを押し出していくのかと思ったらいきなりのサイコ先生！？
そして途中から生徒のターン
主役級の二人は絶対に助かるだろうと思えるし、なんだか大味
思わせぶりに出てきたあのカラスのような鳥の役割は？？
（見落としていたならごめんなさい）

とは言え、この位にサラリと書いてくれなかったら読みきれなかったかもしれません（サイコ苦手　
ＧＷはこの一冊をゆっくり楽しもうと思っていたのにあっという間に読んでしまいました

佐藤多佳子「聖夜」

ピアノではなくてオルガン
これだけで独特で幻想的な雰囲気がでるんですね

オルガン奏者の少年
キリスト教も教会の事も全く分からないけれど彼が何かにイラつきもがいている事が痛いくらいに伝わってきます。

後輩の女の子の事も気になるし、もっと続きが読みたいなーと思いました。

桐野夏生「優しいおとな」

ホームレスの少年。。この設定だけで果たして読みきれるのかと心配してしまいましたが、予想外に（？！）胸が痛む切ない展開にはならずラストはむしろ爽やかでした。
読みやすくてあっという間に読み終えてしまいました

少年が大人になる時って守るべきものが出来た時、、なのかなぁ・・