あさのあつこ「夜叉桜」

遠野屋さんシリーズ第２弾！（しっかり私の中では遠野屋さんシリーズに定着しているあたり、やっぱり私は遠野屋さん推しなのかも）

第３弾を先に読んでいた為犯人はネタバレしておりましたが、今回は遠野屋さんの不思議感、信次郎のねちねち感、伊佐治親分のまっすぐ感を堪能しました。
特に信次郎は意外な一面も暴露され嫌いになりきれない・・・
遠野屋さんは、不思議な人だなぁ。すごく惹かれます。私なんて単純だから本当に会ってしまったら心酔しそうですきっと。
信次郎のように鋭い感性を持った人間でなくて良かったです

今回もうんざりする信次郎のいやらしさ。そこがまた親分の素敵さをあげあげしちゃいます。
伊佐治親分がいなかったら読みきれないシリーズかも・・

もうしばらくこのシリーズは続いて欲しいなぁと思います。

朝井リョウ「チア男子！！」

何かを一心不乱で頑張る・・と言う事が遠くなってしまった自分にはとてもまぶしいお話でした。
一生懸命頑張る、挫折する。けど頑張る、助け合う、新しい自分を知るーーーこういうお話は読んだ後も気持ちが前向きになってすごく良いですね～

ラスト部分は来るぞ来るぞ！！と分かっていても涙ぐんでしまいました

まさにジャストの年代の方が読んでも、学生時代を懐かしむ年代の方が読んでも、きっと同じ気持ちになるんだろうなぁと思います

あさのあつこ「弥勒の月」

遠野屋さんシリーズ（勝手に名付けてみた）第一弾です。
うーん、なんとも危険なお話だぁ
前回読んだ木練柿は短編集で強い女性像が前面に出ていて凛とした明るさを感じたのですが、このお話は男性２人がメインのため重く重く危険です

遠野屋さんの過去も、、うーん漫画のようです、しぶい

おりんさんが可哀相だ；；

あさのあつこ「木練柿」

あさのさんの時代小説好きです。
女性が魅力的。
強くてぴしっとしている
連作になっていていくつか事件が起こるのですが、通して出てくる登場人物ー商人、同心、岡っ引きーの不思議な空気に惹かれます


この話はシリーズ物のようです
他も読まねば！！！

綿矢りさ「勝手にふるえてろ」

文字が大きい！行間が広い・・・・！！
これで私のがっかり度は相当上がってしまいます・・・
そして、文字通りあっという間に読み終わってしまいました

なんだかよくわからないよ
変な恋愛・・までいってないなぁ
２６歳の独りよがりのお子ちゃまの物語

初恋の彼が今でも一番
それはいいです。わかります。
本当に好きな人とは結ばれない・・・それも分かります。
だから二番君と結婚する・・・・まぁ、お話だしＯＫでしょう
でもその二番君は、まだ付き合ってもなんでもない相手なんて　
理解不能だぁ
主人公の行動も初めから終わりまで理解不能

「いち」のキャラクターがなかなか良い感じなだけにすごく残念・・・