恩田陸「ブラーザ・サン シスター・ムーン」

不思議なお話。
ちなみに「夜のピクニック」は関係ありません。
男女３名の大学時代のお話が淡々と語られて・・・
別れるために出会ったって　　そんなのあり？　　

東野圭吾「赤い指」

息子の殺人をかばうために親が選択した道は・・・
タイトルの意味は読後にため息とともに実感します。
文庫のためかさらさら読めましたが内容は鬱々としています。
でもちょっとだけ物足りなさも・・
ただ題材が題材なだけにもっと掘り下げたらよりきついお話になっちゃいそうだからしょうがないのかなー？

篠田真由美「一角獣の繭」

久し振りに会った蒼はすっかり青年になっていました！
もはや親戚のお姉さん（おばさん？？）の感覚です。
蒼と深春びいきの私には何とも楽しい一冊でした。
ただあまりにも久しぶりに読んだので、事件のキーになっている方が一体誰でどんな絡みがあったのかすっかり忘れてしまっていた・・・！
ちょっと読み直します　

瀬尾まいこ「ありがとう、さようなら」

瀬尾さんは現役の中学校の教師なんですね。
中学校の先生って聞くととっさに「大変そう」「怖そう」なんて思ってしまいましたが、読んでびっくり
中学生ってこんなに可愛くて学校の先生ってこんなに素敵なお仕事なんだー

自分の担任の先生が作家で自分たちの事を書き綴ってくれるなんてうらやましいなー

海堂尊「螺鈿迷宮」

らでん・・・難しい、読めなかったぁ
でもとてもきれいな言葉。そして螺鈿細工は素晴らしく素敵。
言葉の感じが何となく古いミステリーを想像させるようで。。でも舞台はまたもや病院。姫宮さん＆白鳥さんが沢山出てきて大満足。
でもお話自体はそんな気楽なものではありません。
一方的な完全無体な悪なんてないのですよね。
余談ですがこのお話の白鳥さんは頭の中でちゃんと小太りなおじさんとして想像出来ました★