梓崎 優「叫びと祈り」

このミス３位入賞作です！
主人公が世界中で体験した不思議な（怖い）事件が連作で書かれています。
１話目は「そうなんだ！！！」と思うお話（オチ）でしたけど半面このパターンでずっといくのかな？？とちょっと億劫に・・
１冊読んで好きか嫌いかといわれたら私はあまり好きではないなぁーという感想です。
決してつまらなくは無いのですけど激しく興味を引かれるという感じでもなく・・
登場人物に興味を抱く前にお話が終わってしまう感じ
長編だったら違った感想かも？？

柴田よしき「いつか響く足音」

いきなり借金を踏み倒して逃げているキャバ嬢が出てきてどんなお話になっちゃうのーって思いましたが、ラストはなんだかほのぼでした。
登場人物たちは、不運な過去があり現状に満たされていない人たちです。
でもそれが主なお話ではなくそういう人たちがつかず離れず集い寄り添い生活をしている「郊外の団地」がメインのお話です。

さらりとしているのでどんどん読めてしまいました。
ラストもほっとするのであまりヘビィなお話が読みたくない人にお勧めです★

群ようこ「三人暮らし」

いろいろな組み合わせの三人暮らしのお話です。
お友達同士あり親子あり
年齢もさまざま
女性同士の三人暮らし・・・どうなのかなぁ

辻村深月「ツナグ」

読み始めそうそう・・・何これ、、面白い！！！！
そもそも設定がすごいです
死者と生者をつなぐんです
会わせてくれるのです
でも条件があります。死者も生者も会えるのはたったの一回きり。

これってかなり難しい条件だと思います。
主人公は両親がいっぺんに亡くなっているのですが父か母かどちらかにしか会えないのですから・・
主人公と書きましたが、短編集です。
使者をつとめる男の子が毎回登場しますが依頼を持ってくる人は毎回変わります。
胸がジーンとするお話あり、ぞっとするお話ありとても読み応えがあります。
ラストのお話で使者の男の子が主人公となりお話はきれいにまとまります。
やっぱり辻村さんにはこの位の年齢層を主人公としたお話を書いて欲しいなぁと思いました

桜庭一樹「GOSICK ―ゴシック―」

表紙にすごくそそられて、まえまえから気になっていました。

読んでびっくり！ミステリーなんだ
正確に言えばミステリー風？
お人形のような女の子と憎めない（可愛い）男の子のほほえましいお話・・・かなぁ

ちょうど同じ頃　相方さんがコミックを本屋さんで発見してそちらもあとから読みましたけど、漫画にぴったりな主人公だなぁ～
相方さんはコミックを揃えてしまいましたけど、さて私はこれを小説で読むか、コミックで読んじゃうか　とても悩むところです