加納朋子「レインレイン・ボウ」

高校時代の仲間の死
って題材的には重いのにさわやかな後味の良いお話でした

大人になるってやっぱりいろいろあるけど、たくましくしなやかに進んでいく女の子たち

気持ちの良いお話でした。

あさのあつこ「待ってる 橘屋草子」

これは好きです！
こういう同じ舞台の中で主人公が変わっていく短編集はすごく好き。

江戸時代を舞台にしたお話の中に出てくる女性たちは本当にたくましいです。
江戸時代に生きていたら私も頑張れたのかなー

後味もよくて、叱咤激励されるというよりは私も頑張らないとなーと前向きにさせてくれるお話でした。

桐野夏生「メタボラ」

サクサク読める本が続いたので、このあたりでじっくり長編を・・・
と思ったのですが
う－ん、、
盛り上がるわけでもなく、ハラハラするわけでもなく、謎が謎を呼ぶわけでもなく。
ラストにいたっては「で？」見たいな感じ。
きっちり落として～とは思いませんが一体なんなんだ的な終わり方がもやもやします。
そして分厚い割には一日で読み終わってしまい残念な気持ちでいっぱいです。

石井 睦美,「兄妹パズル」

表紙を見てずっとずっと気になっていたのです。
可愛いーーー本当に表紙が素敵！
表紙を書かれた方は小市民シリーズの表紙を書かれている方ですよね☆
そんなこんなで、ワクワクして読み始めましたが。。。
うん、私が勝手にミステリーと思っていただけ
だからとやかく言う筋合いは無いのですが　

仕事が出来、母をこよなく愛する父
美人で料理上手で優しい母
あまりに出来すぎているとかえって胡散臭いというか、どこかで破綻するぞとか思って読んでしまうのに、そのまま平和に終わってしまう展開にはさすがポプラ社だと、八つ当たりじみた感想を述べてしまいます。

篠田真由美「緑金書房午睡譚」

表紙がちょっとそそります
懐かしい。。。栗本薫さんの本のような感じ
期待して読み始めて・・・ファンタジーだ！
ますます期待が高まり
そして、がっかりで終わる　　(_ _。)･･･

私にとって京介シリーズ以外の篠田さんのお話はこのパターンが多いです

折角のファンタジーで謎だって盛りだくさんなのに、なぜか恋愛物になってしまい二人の恋はハッピーエンド。謎の解明はいずれまた。。。なんて言う結末ってありえますか　

お話を忘れないうちにちゃんと謎解きバージョンもお願いしたいです