米澤 穂信「春期限定いちごタルト事件」

『このミス』を見て興味津々期待ワクワクで読みました。
小市民を目指したい男の子と女の子
面白い設定だなぁ
小鳩君の気持ちは理解できますが小佐内さんのほうがさっぱり・・
よくわからないなぁ。。　に、つきました

実は『このミス』に取り上げられていたのは”秋期限定”
次の”夏”を読まないと、”秋”にはいけません
さてさて秋まで辿り着けるか力尽きるか、ちょっと楽しみです。

奥田英朗「オリンピックの身代金」

「東京オリンピック」ってそんなにすごい事だったんだ！
日本と言う国がこんなにもひとつの事に団結して盛り上がれることなんてきっともう無いだろうなぁー
そうしみじみ思ってしまうお話でした。
戦争と復興と、、そんな遠い時代のことがちょっとだけ近く感じました。
今また東京でオリンピックを開催しても私はどこか他人事の感覚で見るだろうなぁ。。

ラストの犯人と警察との対決はすごくはらはらしました。
ただ、、犯人の描き方に少しだけもやもやしました。
決してヒーロー的にする必要は無いのですけど、中途半端というか。。
典型的な悪人でもなく、かと言って感情移入できるような人でもない。
刑事さんの方はわかりやすく応援したくなるキャラなのに。。。

結末はご想像にお任せします的なところがぁぁ、、なんとも。。ぎゃぁぁ
そして、スリのおじさんが切なくてならないです；

有川浩「フリーター、家を買う。」

タイトルから想像していたお話とは違いましたが、面白かったです。
多少ご都合主義では？と思う所もありましたが、それはしょうがないですよねぇ。。
ただ主人公があまり魅力的ではないです。
決して嫌な人ではないのですけど・・
それから、「恋愛」は入れないほうが良かったのではないかなぁ
男の人がいて女の子がいたら必ずしもそこに「恋」が生まれる・・・と言う訳ではないでしょうに
なので、最後の加筆部分は完全に不要だと思いました。

海堂尊「極北クレイマー」

小説の舞台になった病院は実在なの？
あまりにひどくて読むのがつらかったです。
途中で少し出てくる姫宮さんにほっとしました。

救いがないまま終わってしまった感じです。

真保裕一「デパートへ行こう！」

たくさんの登場人物たちがある一点へ向かって集まってくる・・
こういう感じは大好きです。
サクサク読めるし、どんどん読み進みたくなります。
考え込むようなシーンもないし、楽しく読めました。
終わりよければすべてよし　なんじゃないかな？