佐藤多佳子「しゃべれどもしゃべれども」

うーん。。
主人公ばっかりオールオッケイな終わり方だなぁと思いました。
心からすごくよかったとか思えないのはなぜかなー
うーん、うーん・・・

貫井徳郎「空白の叫び 上下」

14歳　殺人を犯してしまった3人の少年
上巻は罪を犯すまでの過程と少年院でのお話
下巻は出所してからの話
胸が苦しくなります
罪を犯した彼らの心情は理解できませんが、でも一歩間違えてしまうとそう言う事も起きてしまうかも・・・って思わせてしまう何かがあります
３者３様のラストです
どんなに後悔しても、悔いても取り返しのつかない事もある、、、と思わずにはいられないお話でした

大倉崇裕「やさしい死神」

落語界を舞台にしたミステリー短編集
正直面白いのかよくわからなかったです
探偵役の二人にあまり魅力を感じなかった・・・

角田光代「ドラママチ」

何かを待っている女性たちの物語です。
初めのお話は「コドモマチ」子供が産まれるのを待っている女性が主人公。
産まれるまでやる事がないから退屈・・・と言う出だしになんだか微笑ましいと思ったら、退屈だから旦那さんの愛人を観察するっていう展開でのけぞってしまいました　
毎日毎日　愛人さんの仕事が終るまで喫茶店で時間をつぶし、その後、後をつけアパートに帰るのを見届けて終わり。
赤ちゃんを待っているはずなのでは！！？？？と言う驚愕の展開でした★
なんともすごいお話が沢山の短編集です。

柴田よしき「神の狩人」

サブタイトルが＝＝2031探偵物語＝＝
2031年の世界がこんな感じになっていたら私なんてついていけないかも～
って思うようななんだかワクワクする世界観でした
でもお話の方はそれどころではなくて怪しい組織や厭世感や・・・
続編があるようでまだまだ序編のようです。
続きが楽しみだなぁ