重松清「卒業」

ある日突然職場に女子中学生が訪ねてくる。彼女は学生時代の親友の娘。
彼女は父親の話を聞きたがる。。。
読み進めていくにつれ悲しさややりきれなさが胸に迫ってきます。
そしてラストでは温かい涙が流れてしまいました。
そんなお話が詰まった短編集。
正解なんてなくて皆いろいろもがいてでそうしてなんとか前に進んでいく。
そうして自分の中の何かから卒業していく・・のでしょうか？

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鈴木ともこ「強気な小心者ちゃん」

街でそんなに親しくない知り合いに出会った時。。買い物に行った時。バスで降車ブザーを押す時。
たくさんの場面でドキドキし妄想し慌てる小心者ちゃんの姿がかわいらしい絵で描かれています。
落ち込んだり後悔したとしても必ず最後にはポジティブに持って行ける気持ちがすごくいいなーって思いました～　

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荻原浩「サニーサイドエッグ」

彼の職業は私立探偵。けれど舞い込んでくる仕事はペットの捜索ばかり！？
ハードボイルドの世界の住人になりきれない彼。今日も猫探しを請け負うが・・・
これは続編にあたるようです。1冊目が見たくなります。
ただ金髪青い目の秘書が16歳の女の子である意味はあるんでしょうか？？？わからない・・・1冊目を読んだらつながるのかな？？
とても面白かったのですがその部分が興ざめでした　

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恩田陸「木漏れ日に泳ぐ魚」

別れを迎えた男女。夜が明けたら別々の道を行くその最後の夜。
荷物が運び出された部屋でお酒を飲みながら語り合う二人。
初めから謎めいていて、読み進むにつれ謎が深まり・・・
そして謎が徐々に明らかにされていくその過程がまた何ともいえず・・
悲しいような不気味なような。
う～～～んと恩田さんわーるどにはまれた一冊でした　

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篠田真由美「すべてのものをひとつの夜が待つ」

ある資産家のもとに集められた後継者たち。彼らは後継者となるべく離島の広大な屋敷の中からダイヤを探し出すというゲームを課せられる。
その最中、候補者たちがひとり・・ひとり殺されていく。。。
巨大な西洋館。霊媒師。離島。首なし死体・・・・・
ミステリー好きがワクワクするものがたくさん！
犯人はこの人なのだろうな～と言うあたりも含め、期待通りにお話が進んでいくのがなんともつぼにはまりました。
でも私はやっぱり桜井京介のシリーズが好きです　

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